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家は値引きできる?
今回はみんなが100%気になる「ハウスメーカーのお値引き」事情をお伝えします。
先に解答をお伝えすると家買うときに値引きは可能なんです!
ハウスメーカーの残念な営業マンに当たると急に家づくりが楽しくなくなる場合があります。
今日はその良くある嫌な値引き交渉の例と対処法をお伝えします。

1. 建物って値引きしてもらえるの?
はい。建物はもちろん値引きをしてもらえます。
「人生で一番高い買い物」ですので、できれば派手に多めに値引きしてもらいたいですよね??
ただし、交渉を間違えると値引きしてもらえなくなる確率が高くなってしまうので、注意してください。
2. 値引きの種類
お値引きには主に以下種類があります。
■紹介値引き
既に建てた友人のご紹介、勤めている会社との繋がりの紹介(提携)値引きなど
検討中のメーカーとの「繋がり」を利用したお値引きです。←これは担当営業マンも「ラッキーたくさんお値引きできる!」と喜ぶので、
積極的に繋がりがありそうならアピールしましょう!
■モデルホーム割引
あなたのマイホームの建築中や、お引渡し後に、建てたハウスメーカーで検討中のお客様にあなたの家を見に来ても良いですよーという前提でのお値引きです。
これはハウスメーカーによって種類が違います。
例:新外壁のモデルホーム、新商品モデルホーム、街角モデルホーム、ZEHモデルホームなどなど、ハウスメーカーにたくさん種類があるようにモデルホームにもメーカーオリジナルの種類か存在します。←期日や棟数が限定されている可能性が高いです
■特定の建材値引き
こちらの値引きは、太陽光発電、蓄電池、外壁、構造など「新商品」が発売された際によく見る値引きです。
こちらは建材の新商品発売とハウスメーカー選定時期がただ単に重なった際に起こる「ラッキー」値引きです。
■営業マンの気合値引き
こちらの値引きは、値引き金額大なり小なりあなたの為に営業マンが上司から決裁を取ってきた値引きになります。
いい営業マンほどこれを引き出すのがうまく、
ダメな営業マンほどこれを引き出すのに縛りを多くしてきます。
※縛りとは 今月中の契約、工期の指定、売上(引き渡し日)の指定などです。
3. 月ごとに値引き額が変わるって本当?営業が良く言う「今月中に契約なら」の秘密

...と思いませんか??
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実は、、、「本当」の時と「ただ単にダメな営業マンが焦っただけ」のときがあります。
「本当」の今月契約でないと確保できない値引き
「本当」の時は値引き種類の「モデルホーム・特定の建材」値引きのもので、
しっかりとそのお値引き専用の案内リーフや
会社から営業マンに「公文書」で通達されるもので期限が設けられているものがあります。
これは本当に営業マンから言われた時期に契約をしないと受けられない値引きとなります。
「気合の値引き」でダメな営業マンが使う「今月中契約縛り」
一生に一回の大事な買い物なのに、時間を縛られるって嫌ですよね??
実はよく住宅検討の商談中に以下のようなことが起きます。

これは実際、僕が言われた言葉(他社潜入調査での話)で、
間取り、お見積り(勝手に値引き金額付き)を貰った際、営業マンから言われた言葉です。
しかも、気に入った間取りではないのに、
そのハウスメーカー自体も僕はそんなに気に入ってないまま言われました。
僕の心の中では「あぁ、はいはい。今月ね。」と思っていたのですが、
隣でそのハウスメーカーを気に入っていたうちの妻は内心「えぇ!」と焦ってしまったと言ってました。

まだ、そのハウスメーカーの家を欲しいわけでもなく
お値引きを勝手に提示されて
営業マンのペースで家づくりの大事な契約の期限を突き付けられるのってひどいですよね。
僕はこういったやり方を

と呼んでいます。
4.ダメな営業マンの特徴
そんなひどい契約の迫り方をしてしまう営業は↓こんな特徴です。
- 何か月も連続で契約が0棟(3か月連続契約0は「サンタコ」とか言われます)
- 上司へは良い報告をしてしまっていて契約をしないと後で怒られる重圧に耐えられない
- お客様のネックを把握してない(琴線に触れるような提案ができない)
- 自社の家の説明ばかりでお客様の情報を聞くことがない
まとめると、ただ単に「家が売りたいだけ」の営業です。
嫌ですよね。
5.安心してください。その値引き「来月」もできますよ
記載したダメな営業が提示した月内縛り契約のお値引きに関しての「重要な秘密」ですが、
実際「案内リーフや公文書」のない期間を定められたお値引きは、、、安心して下さい。

なぜかというと営業マンが「今月の成績」のために「勝手」に期間を設けたからです。
値引きの種類としては、「営業マンの気合値引き」になるので、
営業マンが強引に交渉の土俵にあなたを上げただけなんですねぇ。(←これを僕の後輩がしていたら普通に怒ります)
6.良い営業マンの良い値引き提示・追加値引き要求
本当にあなたに住んでほしいと営業マンが思っていれば、
できる限り期間は設けず、値引きを持ってきてくれます。
条件がある場合でも、提示する際にあなたのメリットと会社の要求を
うまく掛け合わせて値引きを持ってきてくれます。
つまり「値引きの納得度が高く」「あなたが受け入れしやすい」値引き条件を提示してくれます。
例:「~様はお引渡しが早まる分には問題ないと聞いていたので、会社がこの引き渡し日だと値引きを頑張っていいよ!と決裁が取れました。この工期で差し支えなければこの値引き条件とても良いので確保しませんか??」とか言ってくれます。
その際、あなたの担当が信頼関係の築けた営業マンで、
欲しいハウスメーカーでしたらあえて

と申し訳なさそうに粘って言ってみましょう!!
あなたのメリットを考えてきてくれた営業マンでしたら、
持ってきた値引きの理由を話してくれるのと
追加値引きを引き出せるか会社に更に掛け合ってくれる可能性が高くなりますよ!!
7.値引きを引き出せないお客様の特徴
ただし、どのハウスメーカーでも欲しくも、決める気もないのに
「もう少し金額何とかなりませんか?」なんて言う人がいます。
しかも、そのハウスメーカーの理解も深まらないタイミングですぐ
「値引き要求」するお客様は営業マンからも嫌われます。
要は値引き額を提示しようがしないが買うつもりもない時点で値引きの話はしないことです。
値引きが引き出しにくくなりますので、
値引き要求のタイミングは最終局面まで我慢することをおススメします。
注意してください。営業マンも人間ですので
好ましい人には値引きを頑張りますし、嫌な人と思えば値引きしたくない物なのです
ちなみに、僕は、あまりこちらの家の理解をしてくれていないうちに
「いくらですか?」とか「とりあえず見積もり作ってくれます?」とか

次回のアポイントどうやったら取らないようにできるかとか考えてしまいます。
簡単に言うと買ってくれなくていいんです。
営業マンも「欲しくないのに言っているこの人」とか
「打ち合わせをした結果、お金だけの判断で決めるなこの人」と判断して、
値引きしてもらえない、良い提案の可能性の芽もお客様自身で摘む人もいます。
営業マンに対しての立ち振る舞いはかなり重要ですよ。
でもあなたが「横柄な人」でなければ、ちゃんと良い値引きを持ってきてくれますし、
きっと持ってくれた値引きは建物を建てるあなたの為であって、
縛りがあろうが、そのほうがあなたにとってのメリットが多いと判断ができたから
時期を縛って値引きを案内をしてくれます。
↑自分の為だけでなく、お客様のメリットも考えて金額を下げようとしてくれているので良い案内手法です。
家のお値引きまとめ
値引きに関しては、不透明なところはありますが、
値引きの理由(案内リーフや公文書)の存在を確認してみることと、
「今月中 縛り がある自分本位のダメな営業マンの値引き」に関しては
面白いことに、実際に言われるとわかりますので
「嫌な値引き方法だな」「言い回し嫌だな」と思ったらその時は契約しないことを進めます。
それ大体来月も同条件で契約できます。
時間かけてそのハウスメーカーがご自身の肌に合うか確認する時間を作ったほうが良いです。
大事な買い物ですからね♪
では、今回はここまで。
あなたの家づくりに少しでもお役に立てば幸いです。
ではまた~^^
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