【保存版!高気密高断熱だけでは確実に寒い!!】~“24時間換気の罠”公開~

こんにちは♪
住まいの正しい情報をお伝えする住宅コンサルタントの加賀です^ ^
加賀
加賀

今回は高気密高断熱住宅の考えに辿り着いた

本当に暖かいお家が欲しいあなた必見!

高気密高断熱だけではあまい!?24時間換気の秘密を解いていきます。

この記事を見て頂ければ

「気密力」+「断熱力」+「熱回収力」「保温力」

の内容が理解できるので、

せきすいさん
せきすいさん
「冬のお風呂から上がって早く服を着こまなくても暖かい!」
せきすいさん
せきすいさん
「外に新聞を取りに行くまで外がこんなに寒いなんて気付かなかった!」

なんてお家を建てることができる可能性が高くなりますので必見です!!

※僕の後輩ちゃん達にも教えている住宅ではベーシックで大事な内容です^ ^

1. 住宅性能上とても大事な24時間換気のとは!?

良くマンションや建売住宅で「24時間換気採用!」

という謳い文句見たことりませんか?

展示場に来ていただいたお客様に伺うと...

一条さん
一条さん
ん~・・・なんかいいイメージありますけど、よくわかりません。

とよく言って頂きます。

実は「24時間換気」は日本で住宅建築をする際に「強制換気」を法律で義務付られているものであって

決してすごいものではありません。

そこで、考えないと行けないものは以下です。

①24時間換気制度ができた背景

②24時間換気の詳しい内容(実際の換気方法)

③24時間換気にも種類がある!?それぞれの特徴
【第三種換気】【第二種換気】【第一種換気】

④ 「熱交換」を理解して初めて「保温力」が上がる!

⑤まとめ

大事な内容ですので、是非最後まで見てください!

2. 24時間換気制度ができた背景

「シックハウス症候群」 ← 聞いたことないですか??

これは建築資材から発生する“揮発性有機化合物”が

人体に影響を及ぼして、倦怠感・めまい・頭痛・湿疹・のど痛・呼吸器系の疾患などの

体調不良の症状があらわれるものです。

改正建築基準法が施行された2003年7月以降シックハウス対策として全ての建造物に

「24時間換気システム」を設置することが原則として義務付けられています。

ここで重要なポイントは「空気質」を強制的に外と同じようする内容で

温熱環境は考慮されていない制度だという点をご理解ください。

3. 24時間換気の詳しい内容(実際の換気方法)

こんな換気口戸建てやマンション、アパートなどで見たことありませんか??↓

24時間換気はその名の通り“家の中の空気を追い出して、

外の空気を24時間入れ続ける”とんでもない法律なんです。笑

換気量としては「2時間に1回 家の中の居室の空気をすべて強制的に追い出して、

強制的に外の空気が寒かろうが暑かろうが強制的に居室に入れ込む!」

という換気量です。

わかりやすく言うと、ただ単に法律上の換気を行うと

「夏でも冬でも1日12回 せっかく空調した室内の空気を全部外に追い出して」

「夏でも冬でも1日12回 外のそのままの空気を室内に入れ込む」

ということです。嫌ですよね??むしろ経験ありませんか??↓

一条さん
一条さん
換気口から寒い空気入ってくるから閉じちゃおー♪

換気口を塞いでしまうと

家の呼吸を止めてしまっていてより結露が起こってしまったり

室内の空気質が悪化する可能性があるので閉じない方が良いものなんです!

しかも!

気密測定(家の気密性を測ってC値を出す事)の際は、換気口(吸気口)の穴は目張りして

実際にはになるのに、気密性の穴には換算されないのです。

この換気口の穴の管理は気密性の「数値」としてはないものとして見なされますが、

実際は本当に穴ですので換気方法の大切さがわかりますよね!

httpwww.mansion-hyoka.compagenairankai21より
↑換気口の穴 第三種換気だと各部屋にあります。

LDKだけでも2個とかついてますよ。

単純に外と繋がって外の空気が強制的に入ってくる穴です!

4. 24時間換気にも種類がある!?それぞれの特徴
【第三種換気】【第二種換気】【第一種換気】

ここまで24時間換気の実態を記述しておりましたが、

今まで話していた換気方法は「第三種換気」になります。

この換気の方法でも“ロスナイ”などを使用すれば熱漏れは少なくなりますが、

換気方法の中で「家の穴」自体は量が多いので効率的とは言えません。

では第三種換気含めどのような換気方法があるかというと...

 

以下図をご覧ください。↓

httpdannetsujyutaku.comserialarchitect1_index1_1-2より

この第1~3種換気の3つの方法になります。

ではそれぞれ解説していきます。

 

【第三種換気】

この換気方法は機械(扇風機)で室内の空気を排気して、

各部屋の吸気口から外の空気を取り入れる方法です。

機械で強制排気することで建物内を負圧(凹ませている)状態にして、

各部屋の穴から空気を流し込むといったものです。

 

この外とつながる穴が各居室にできる為、この穴から

各居室に1日12回、外の空気が流れ込むわけです。

3LDKだと家全体で4~6個は↓こんな穴が開いています。

(トイレ・キッチン・風呂の換気口はほかに付いてます)


第三種換気は低コストで導入ができて、かなり一般的な換気方法です。

一般的であるため、特に問題視されないですが換気口を「ロスナイ」などの

熱交換型の換気口にすることをおススメします!

オプションでお金がかかるかもしれませんが長期的に見て光熱費の抑制もできると

思いますし、温熱環境が良くなります。

 

【第二種換気】

この換気方法は機械(扇風機)で吸気して、各居室の穴から室内の空気を追い出す方式です。

基本的にこの換気方法は

「クリーンルーム」「手術室」といった

“完璧に近い気密性ができる用途の建物”に使用されるため

住宅では基本的には採用しません。

なぜかというと、設備があって人がいる住宅室内は外よりも湿気がある可能性が高いため

換気口から確実に家の中の湿気のある空気が計画的に逃げていけば問題はないと思います。

ですが、

気密性の悪いところから湿気のある空気が壁内に入ってしまった場合、

壁内結露を起こして家の耐久性や空気環境がより悪化する可能性があるからです。

※大手ハウスメーカーで第二種換気を採用しているところもあります。

なんで採用しているんだろうか...知りたい...

【第一種換気】

こちらは排気吸気ともに機械(扇風機)で換気する方法で、

各居室の外に直接つながる穴が無くなります!

ですので、

気密性の「実態性能値」を一番下げない方法です。

ただし!

気密性が具体的には「C値2以上」ある(C値は数字が大きいほど性能が悪い!)

ハウスメーカーや工務店で採用をすると

家の各所から無駄な空気の流入が想定できるため建物全体の計画換気ができず

かえって空気の滞留(空気が流れない)が起こる可能性が高くなります。

例えると、

出口入り口以外に穴が開いているストローでジュースを飲む感じですね。

こちら側の意図と反して、この量が飲みたい

(設計者が意図した空気の流れを作りたい)のに

穴(気密性が悪いところ)から空気が無駄に入ってきてなかなか飲めない

(滞留を起こす)ような状態になる事です。

 

■超重要!気密性と換気方法の関係

気密性が出せないハウスメーカーは第一種換気を採用してしまうと

逆に収納内のカビが発生しやすくなったり、結露が起こりやすくなるため、

気密性が出しにくい工法や現場には、第三種換気が多く使われます。

低コストで導入できることと、使い勝手もよく空気の滞留を各居室ごとに

空気を入れ替えているという事情もあります。

■この換気の知識を活かして気密性の良いハウスメーカーを見つけよう!!

逆に言うと「第一種換気」を標準採用している

ハウスメーカーや工務店は「気密性」を拘っている可能性が高いです。

「第三種換気」が標準や「第一種換気」がオプションの

ハウスメーカーは第一種換気標準採用と比べると気密性がC値が3以上

ハウスメーカーの可能性が高いです!

住宅展示場に行ったときは

せきすいさん
せきすいさん
「第三種換気」が標準ですか?

と聞いてください。

YES
一条さん
一条さん

と言ったら  → 気密性を拘れない工法か建築現場体制の可能性があります。

ざっくりこんな感じで判断して、疑問に思ったら調べるか質問してみましょう!

5. 「熱交換」を理解して初めて「保温力」が上がる!

さて、ここまでは換気方法の穴と気密性に着目してきましたが、

換気をすると外の温度がそのまま入ってくる問題は解決していません。

ここでの重要ワードは「熱交換」です。

「熱交換」は第一種換気でも第三種換気でもできるので、

既にハウスメーカーを決めてしまった方でも

できる限り家の熱漏れを防ぐ工夫は今からでもできます。

図で解説すると熱交換とはこんな感じです。↓

図にも記載してますが、冬がわかりやすいので冬の例で解説していきます。

■条件
・熱交換率約80%(熱交換はフィルターだけなので電気は使わないです)
・外の気温 0℃
・室内の気温 20℃

熱交換がない換気方法だと常に0℃の空気が入ってきます。

熱交換がある換気は20℃の空気を排気する際に、外から吸気された0℃の空気に

フィルターを通じて温度を伝えて(熱交換率80%なので室内の熱を80%伝えます)

0℃16℃になって室内に入ってきます。

通常20℃の温度差をたった4℃の熱ロスで済むんです!

大事ですよね!

ですので、

高気密高断熱の家には熱交換機能がある第一種換気もしくは「ロスナイ」機能がある第三種換気

換気方法が相性がいいんです。

 

僕の家はこの高気密高断熱仕様(東北基準クリア)で第一種換気を採用していますが、

外気温現在2度ですが、室内は22時からエアコン止まってますけど

現在深夜1時で吹き抜け付きのリビング21℃ありますからね。

ありがたいです。

第三種換気については先ほどからワードがでてますが、

「ロスナイ」という熱交換型のものもありますので、

第三種換気は換気口がどうしても多くなってしまいますが、

諦めず少しでも保温力が上がるようにハウスメーカー担当に聞いてみてください。

対応できない場合は冬の寒さはいくら営業が「高気密高断熱」と言っても

強制換気の性質上、期待を持つのが難しいので注意が必要です。

6. 24時間換気まとめ

いかがでしたか?

「高気密高断熱」だから安心してませんでしたか??

実際この換気方法まで落とし込まないと本物の「保温力」は手に入りませんので、

光熱費が思ったより高くなったり、せっかくリビング内階段で気持ちよく作ったのに

せきすいさん
せきすいさん
足元が寒い!!

など建てた後に後悔が生まれてしますので、事前に押さえて頂きたい情報でした。

ではまた~^ ^

加賀

加賀加賀のプロフィール

記事一覧

世間で大手と呼ばれるハウスメーカーで家づくりのコンサルティングを10年以上行ってます。
年齢30代、妻、息子の3人家族
高校、大学と建築を学び、工業高校の教員免許もあります。
また、父(もうすぐ70歳)が現役宮大工で
僕が小さい頃から現場手伝いをしているので、
現場の知識も持った建築に特化し過ぎた経歴を持ってます。

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

%d人のブロガーが「いいね」をつけました。